潅水機器(200V対応版)の設置手順について説明いたします。
まず、お持ちの潅水機器が200V対応版であることをご確認ください。
■潅水制御装置が200V対応版であることの確認方法
潅水制御装置のフタの左下に貼られているシールに「SENSPROUT KANSUI CONTROL」と記載があることを確認する。
IDとして記載されている文字列の左から5桁目と6桁目が「01」であることを確認する。
■潅水ゲートウェイが200V対応版であることの確認方法
潅水制御装置のフタの左下に貼られているシールに「SENSPROUT KANSUI GATEWAY」と記載があることを確認する。
IDとして記載されている文字列の左から5桁目と6桁目が「02」であることを確認する。
■設置にあたって用意するものの確認
設置にあたって以下のものが必要です。
1.潅水制御装置
2.潅水ゲートウェイ
3.タイラップ(耐候性素材のもの)10本程度
4.切断系ツール(タイラップが切れるもの)
■設置条件の確認
1.Sensprout指定の電磁弁が設置されていること
2.200V電源が圃場に来ていること。ただしコンセント形状はAタイプであること。
3.コンセントから2m以内に潅水制御装置、潅水ゲートウェイが設置可能なスペース(高さ2m以上、幅1.5m以上のスペースがあり、スペース内の1.5m以上の高さで縦方向と横方向の骨組みが十字に交差している状態)があること
4.電磁弁の電源ケーブルの端が潅水制御装置の設置予定場所まで届くこと
<<注意>>
潅水ゲートウェイは地表から1.5m以上の高さに設置することが望ましい。高さが確保できない場合、地表から1.0mから1.5mの高さに設置してもよい。ただし、1.0m以下の高さに設置した場合、電波が水(地面)に吸収されて通信が不安定になるので設置をやめること。
■配線図
各機器は以下の通り接続される。
■潅水制御装置の設置作業
1.潅水制御装置にACアダプターを取り付ける
2.潅水制御装置背面にタイラップを通す
3.タイラップを締めて縦方向と横方向の骨組みが十字に交差する部分に対して潅水制御装置を固定する。
■潅水ゲートウェイの設置作業
1.潅水ゲートウェイにACアダプターを取り付ける
2.潅水ゲートウェイ背面にタイラップを通す
3.タイラップを締めて横方向の骨組みに対して潅水ゲートウェイを固定する。その際、潅水制御装置と潅水ゲートウェイの間隔は20cmから30cm程度開けて固定する。
■潅水制御装置と潅水ゲートウェイの接続
1.双方の装置から白いケーブル1本、赤いケーブル1本、黒いケーブル1本、茶色いケーブル1本、緑色のケーブル1本、黄色いケーブル1本が出ていることを確認する。
2.同じ色のケーブル同士を接続する
■潅水制御装置と電磁弁の接続
1.潅水制御装置内部の端子台に電磁弁側のケーブルを接続する。
ポート1へ接続する電磁弁のプラスケーブル(赤色)を1に、マイナスケーブル(黒色)を2に接続する。
ポート2へ接続する電磁弁のプラスケーブル(赤色)を3に、マイナスケーブル(黒色)を2に接続する。
ポート3へ接続する電磁弁のプラスケーブル(赤色)を4に、マイナスケーブル(黒色)を5に接続する。
ポート4へ接続する電磁弁のプラスケーブル(赤色)を6に、マイナスケーブル(黒色)を5に接続する。
例えばポート1に電磁弁を接続した場合、以下のようになります。
2.接続後にケーブルが過度に弛まないように、必要であればタイラップで骨組みに固定する
■潅水ゲートウェイを電源に接続
1.潅水ゲートウェイのACアダプターをコンセント電源へ接続する
2.接続後にケーブルが過度に弛まないように、必要であればタイラップで骨組みに固定する
■潅水制御装置を電源に接続
1.潅水制御装置の電源ケーブルをコンセント電源へ接続する
2.接続後にケーブルが過度に弛まないように、必要であればタイラップで骨組みに固定する
■潅水ゲートウェイの起動確認
1.潅水ゲートウエイが起動していることを確認するため、潅水ゲートウェイの蓋を開けてランプが点灯または点滅していることを確認する(電源に接続後、ランプが点灯または点滅するまで2分程度かかる)
■電磁弁の手動開閉スイッチの動作確認
1.潅水制御装置内の以下のスイッチをON/OFFすることで、手動で電磁弁が開閉できます。電磁弁を接続したポートについてはスイッチをONにして潅水されるかお試しください。