■ SenSprout潅水制御システムとは
・Webから電磁弁の開閉をタイマー予約で制御する機器及びwebシステムです。
・1セットの制御機器で4台(4ポート)の電磁弁を各々個別に制御できます。
・潅水ゲートウェイ(メインコンピュータ&通信機器)+制御盤(電磁弁に電気供給する
電子回路板)の2台で1セットの機器構成になってます。
※「電磁弁」とは電気の力で開閉できる「弁」です。
■全体構成図
(ハウス4棟に電磁弁各1台設置の場合)
弊社の機器で必要な配線・結線は下記3つのみです。
・電源コンセントに挿す
・「ゲートウェイ」と「制御盤」の結線
・電磁弁のリード線(延長線)と制御盤の結線
■ SenSprout潅水制御システムを使うために必要な環境・設備
1) 機器設置場所の通信環境
・機器設置場所の「Docomo電波」送受信が良好であること
※弊社機器で利用しているインターネット回線はDocomo回線(MVNO)になります。
★参照:ドコモ サービスエリアマップ検索
→「FOMAエリア」または「FOMAプラスエリア」に属していること
2) インターネット利用可能端末(操作側)
・インターネットに繋がりwebを閲覧操作できる端末(スマートフォン、PCなど)が必要です。
3)水源(ポンプ含む)
・圧力タンク式ポンプ(アキュムレータ式含む)などの自動給水型(定圧)ポンプ
・畑灌(ハタカン)など、ポンプ不要な水圧のかかった水源
※弁の開閉のみで自動で水が出る潅水設備が必要です。
※電磁弁の仕様に適した水圧(場合によっては減圧弁等での調整が必要になります)
水圧が高すぎる又は低すぎる場合、電磁弁の破損や弁の開閉が不安定になることがあります。
※渦巻きポンプなど、都度「手動で電源をON/OFF」するタイプのポンプの場合は要相談
となります。別途、ポンプを制御する仕組みが必要になります。
★参照:圧力タンク式(アキュムレータ式含む)ポンプとは?
「自動給水型定圧ポンプ」とも呼ばれ、ポンプ2次側の弁開閉により自動で動作・給水される類の
ポンプです。
有名な川本ポンプではこちらのカタログに掲載されている類の製品になります。
→ 川本ポンプ「自動給水シリーズ」(PDF)
4)電気設備
・AC100Vコンセント×2(各機器の消費電力=約15W)
※200Vコンセントでも動作可能ですが、「動力契約=三相200V」で利用の場合、電力会社との
契約違反になる可能性があります。三相200Vでご利用される場合は、契約している電力会社に
利用可否をご確認ください。
※100V、200Vどちらでご利用の場合でも、電源はコンセントをご利用頂く形になります。
5)電磁弁(電気により開閉する弁)
・DC24Vで動作する電磁弁(機器1セットで4台まで)
お客様でご用意頂くことも、弊社から販売することも可能です。
※動作確認済み電磁弁:CKD製 GSV、GSV2シリーズ
6)機器設置スペース
・機器の設置高は「1.5m以上」が推奨となります。
1.5m以上の高さに機器を設置でき、電源(コンセント)が確保できるスペースが必要です。
※通信の障害や干渉を少しでも低減させるため、1.5m以上の高さを推奨しています。
※各機器は防雨BOXを使ってるため、ハウスの外に設置することも可能です。
7)各種施工工事
・水道・電気・機器設置に伴う各種工事や設備設計、ポンプ・潅水チューブやその他の関連資材は
弊社では承っておりません。お客様でご用意ご手配ください。水道・配水・電気の設計
(部品選定含む)や工事は専門性が伴います。専門業者にご相談ください。
弊社機器の取付自体には特別な工事は必要ありません。DIY程度の作業(ビス止め、ネジ止め等)
となります。
※主な関連工事・作業例
・機器用の電源
→ コンセント設置及びそれに伴う電気配線工事
・電磁弁
→ 配水管に電磁弁を取り付ける
→ 電磁弁のリード線(電磁弁と制御盤を繋ぐ線)の延長、加工
・機器設置
→ 架台製作やビス止めネジ止め、リード線の結線等
▼上記1〜7の略図(一例
赤点線枠が、お客様に別途ご用意・ご手配頂く「環境・設備」になります。
■機器取付例
左から、「電源コンセントBOX」「潅水ゲートウェイ」「潅水制御盤」
上:潅水ゲートウェイ 下:潅水制御盤